今回は、ミルクティーとロイヤルミルクティーの違いについて詳しく見ていきましょう。
この二つの飲み物の大きな違いは主に以下の二点です。
・作り方
・入れる牛乳の量
また、それぞれのカロリーやおすすめの茶葉についても紹介します。
これを知れば、紅茶の楽しみ方が広がるかもしれません。
ぜひ試してみてくださいね。
ミルクティーとロイヤルミルクティーの主な違い
ミルクティーとロイヤルミルクティーの一番の違いは、作り方と牛乳の使い方にあります。
それでは、具体的な違いを見てみましょう。
【ミルクティー】
●作り方
ティーポットを使って、お湯だけで紅茶を抽出し、その後カップに注ぎ、好みで牛乳を加えます。
●牛乳の量
少なめからお好みで
【ロイヤルミルクティー】
●作り方
鍋を使って、お湯と牛乳を一緒に煮て紅茶を作ります。その後、茶葉を茶こしでこしながらカップに注ぎます。
●牛乳の量
カップの半分以上からお好みで
このように、作り方と牛乳の量にははっきりとした違いがあります。
ミルクティーは手軽に作れる点が魅力です。
ティーバッグを使えばさらに簡単で、牛乳も紅茶の量に比べて少なめにします。
一方、ロイヤルミルクティーは鍋を使うため少し手間がかかりますが、その分濃厚でクリーミーな味わいが楽しめます。牛乳もたっぷり使います。
どちらが美味しいかは好みによりますが、普段のミルクティーは軽やかな味わい、ロイヤルミルクティーは豊かなクリーム感が特徴です。
次は、それぞれの作り方を詳しく見ていきましょう。
まずはミルクティーからです。
ミルクティーとロイヤルミルクティーの作り方を比較
ここでは、よく知られているミルクティーとロイヤルミルクティーの作り方の違いについて詳しく解説します。
同じ紅茶ベースの飲み物でも、作り方によって全く異なる味わいが楽しめます。
まずはミルクティーの作り方から見ていきましょう。
ミルクティーの作り方
ティーポットを使って、本格的なミルクティーを作る手順を紹介します。
- 新鮮な水を沸騰させます。
- ティーポットに1人分の茶葉(2~3g)を入れます。
- 沸騰したお湯150~160mlをティーポットに注ぎます。
- お湯を注いだ後、すぐに蓋をして数分間茶葉を蒸らします。この蒸らし時間は茶葉のパッケージに記載されている時間を目安にしてください。この時、茶葉が活発に動くことで、よりフレーバーが引き出されます。
- 蒸らし時間が経過したら、カップに紅茶を注ぎます。
- お好みで牛乳を加えて完成です。
ティーバッグを使う方法もありますが、ティーポットを使った方が香りも味も格段に向上します。
特別な日には、ぜひティーポットで紅茶を楽しんでみてください。
ロイヤルミルクティーの作り方
ロイヤルミルクティーは、手鍋を使用して作る方法です。
- 1人分の茶葉を小さなボウルに準備します。
- 茶葉に沸騰したお湯を注ぎ、茶葉が十分に開くまで待ちます。
- 手鍋に水と同量以上の牛乳を入れ、沸騰直前まで加熱します。
- 沸騰直前で火を止め、開いた茶葉を鍋に加えます。
- 茶葉を軽くかき混ぜた後、蓋をして3~4分間蒸らします。
- 蒸らし終わったら再度軽くかき混ぜ、茶こしで濾しながらカップに注ぎます。
この方法では牛乳を多く使うため、出来上がりはクリーミーで濃厚なロイヤルミルクティーになります。
少し手間はかかりますが、その分味わい深い一杯を楽しむことができます。
ミルクティーとロイヤルミルクティーのカロリーを比較してみよう!
ミルクティーとロイヤルミルクティーのカロリー比較は、以下の4つのケースで見てみましょう。
- ミルクティー(砂糖なし)
- ミルクティー(砂糖あり)
- ロイヤルミルクティー(砂糖なし)
- ロイヤルミルクティー(砂糖あり)
紅茶そのものはカロリーがほとんどないので、牛乳と砂糖の量でカロリーが変わってきます。
砂糖を加えないミルクティーはたったの20kcalと非常に低カロリーです。カロリーを気にする方やさっぱりした味を好む人におすすめです。
一方、ロイヤルミルクティーに砂糖を入れると103kcalになりますが、その分、甘くて満足感のある味わいを楽しめます。これは牛乳をたっぷり使っているからです。
カロリーが心配なら、低脂肪牛乳を使うことでカロリーを抑えることができます。100mlで約46kcalになります。
市販の紅茶飲料「午後の紅茶」のミルクティーとロイヤルミルクティーも、どちらも100mlあたり37kcalと同じで、選びやすいですね。
ミルクティーとロイヤルミルクティーに合う茶葉
ここでは、ミルクティーとロイヤルミルクティーに合うインドのアッサム茶とスリランカのディンブラ茶を紹介しています。
アッサム茶は甘くてコクがあるので、特にロイヤルミルクティーにぴったりです。牛乳を加えることで、さらに美味しくなります。
ディンブラ茶は香りが良く、バランスの取れた味が特徴で、どんな紅茶にもよく合います。これらの茶葉は紅茶専門店やネットで簡単に手に入ります。
これらの茶葉を使って、日常のミルクティーをもっと特別なものにしてみませんか?
ミルクティーとロイヤルミルクティーの起源とその歴史
ここでは、似ているようで異なる二つの飲み物、ミルクティーとロイヤルミルクティーの背景と歴史について見ていきます。
ミルクティーの歴史
ミルクティーは、元々遊牧民がお茶に牛乳を加えて飲む習慣から始まりました。
この風習が17世紀にヨーロッパに伝わり、当初は主に上流階級の間で楽しまれていました。
19世紀になると、ミルクティーはイギリスを中心に広く普及し、国民的な飲み物となりました。
ちなみに、日本でよく使われる「ミルクティー」という言葉は、英語圏では「Tea with milk」と言います。
ロイヤルミルクティーの歴史
ロイヤルミルクティーは、1965年に日本でリプトンが開発した比較的新しい飲み物です。
この飲み物は徐々に人気を集め、日本の多くの飲料メーカーが同様の商品を出すようになりました。
英語圏には「ロイヤルミルクティー」という名前の飲み物は存在しないため、時に「Stewed tea」と誤訳されることがありますが、実際には「Tea made with a lot of milk」と表現するのが正しいです。
まとめ:ミルクティーとロイヤルミルクティーの楽しみ方
ミルクティーとロイヤルミルクティーは、作り方や牛乳の量によって異なる味わいが楽しめます。
ミルクティーはあっさりとした味わいが特徴で、ロイヤルミルクティーは濃厚でコクのある味が魅力です。
ホットとアイスで味の印象が変わるため、気分や好みに合わせて異なるスタイルを試してみるといいでしょう。
また、お茶の味を引き立てる最適な茶葉の選び方も、紅茶を楽しむポイントの一つです。